
次期つくば市長選挙に出馬を検討している、いがらし立青さんとクリエイターが話をする場「学べるカフェ」に参加してきました。参加したクリエイターは、グラフィックデザイナー、映像クリエイター、フラワーアーティスト、カフェオーナー、印刷会社の方など、幅広い分野で活動する方たちが、つくば市の未来の在り方や今直面している問題点などをノンアルコールビールと缶コーヒーを片手に話し合いました。ほとんどが初めてお会いする方ばかりでしたが、皆さんつくば市で活動されているだけあって、つくば市の環境が好きで、好きだからこそ「もっと良くしたい。」という意見が多数挙ってました。
その中で、気になった話として「デザインという仕事とその価値が認識されてない。」つまり、デザインへの対価が低いという話。私も感じる事だが、なぜそのような認識が生まれるのか考えると、医者や弁護士など資格を有する職業は、診察料や相談料として確固たる対価があるし、払う側もそれに対して強く疑問に思う事はないでしょう。それは、自分では出来ない専門的な内容だから、お金を払ってでも他人にお願いするわけで、一方、デザインという職においては、パソコンの進化やエンブレム問題の影響もあってか、「自分でも出来る。」と思う人が増えているのではないでしょうか。確かに、ロゴ制作で考えれば、クラウドソーシングを利用して、数万で数十案のデザインを見る事も出来るし、数十万払って一社にお願いするよりもお得感があると思う人も多いでしょう。形を作るだけの場合はそれでもいいのかもしれませんが、そのロゴがどのように運用されその企業や団体のシンボルマークとして育って行くのか、作った後にどのように関わって行く事ができるのかが私も含めてグラフィックデザイナーという仕事の価値を高めるためにも必要不可欠であると感じました。