
誠文堂新光社様発行の「デザインノート」にロゴの仕事が紹介されました。全国のデザイン会社、1,000件以上のサイトから心に残るロゴを選んだそうです。大変な作業ですね。
昨今のロゴに関する話をさせていただくと、クラウドソーシングの普及もあるのか、ロゴマークへの価値が年々下がる傾向が感じられますが、メールのみでのやり取りで完結するモノと、対面でお客様の話をじっくり聞いて、調整を重ねて仕上げるモノは、別物である実感しています。確かに、3万円の予算でも、クラウドソーシングを利用すれば10案以上のロゴマークが全国のデザイナーから上がってくるでしょう。しかし、オーダー以上の提案がなかなか生まれないのではないでしょうか。お客様のところに訪問したり、お話を伺うと、「実は求めているものが違うところにあった。」「本人が気づかない魅力がここにあった。」などの発見があり、最初のオーダーとは違う方向になることも多く、当事者だけでは、本当に求めていることの具現化がなかなかできない場合もあります。それが、オーダー以上の提案につながると思います。どちらがいいという話ではなく、ご予算との兼ね合いももちろんありますので、ケースバイケースで、「低予算で多くの提案が見たい。」という場合にはクラウドソーシングもいい活用方法かと思います。
